- 発達障害の子どもを持つ家族は、どんなサポートや理解を求めているのか?
- 発達障害を持つ子どもに対して、一般の人々がどのような態度を取るべきか?
- 現在、社会全体が発達障害についてどれだけ理解しており、どのように改善できるか?
発達障害の子を持つ母親は、スーパーのTESCOの配達ドライバーを賞賛しています。
他の配達ドライバーの多くも、そうなってほしいと多くの人が願っています。
ローレン・ブラウンは、月曜日に家に届けにくると、3歳のトミーに話しかけました。
トミーが反応をしなかったので、「今日はお話しないのかな?」とたずねました。
母親がトミーが発達障害であることを説明しました。
そして、母親はただうなずいたり、ときどき言われる「神からの贈りものです。祝福します。」というような反応をするだろうと予想しました。
しかし、配達ドライバーの彼は違いました。
すばらしいと思いました。他の子どもと変わらない接し方をしてくれました。
配達の商品から小さなものをトミーに手渡ししてくれました。
配達の荷物を全て渡し終えると、次回の注文へのサインと、トミーに完了のボタンを押させてくれました。
母親のローレンはこう言います。
「すぐに彼は気持ちがいい人だとわかりました。本当にちょっと素敵な時間でした。
発達障害だというと、多くの人が理解してくれていません。
しかし、彼は違いました。
こんなふうに、息子と自然にやりとりできる人はそうはいません。
多くの人が特別な支援を必要とする人を受け入れて、ちょっとした簡単なことで、どれほど気持ちが変わるものか多くの人に知ってもらえたらと思います。」
母親のローレンはこの嬉しさを夫のダンに伝えると、ダンはSNSで感謝の気持ちを伝えました。
「発達障害だと知った人たちは、すこし遠慮をして話すようになったりします。
しかし、そうならなかったことに感謝をしています。
私は発達障害について多くの人がまだ理解できていないと思っています。
あまり話すようなこともないでしょう。」
ローレンもFacebookにこう書いています。
「私はこんな素敵な人をいることを知ってほしいと思っています。
彼は息子が発達障害であることを聞き流したり、ぎこちなくなったりすることがありませんでした。
息子と言葉を使わずに、自然なやりとりをしてくれたんです。
私にとっては、本当にこれは素晴らしいことだったんです。
特別支援を必要とする子をもつ親であれば、みんな感謝するはずです。
残念ながら、お名前を知りません。
これを見てくれたなら、心からの感謝を申し上げます。」
Facebookの投稿には、約9000のいいね!がつきました。
TESCOのサービスチームと連絡をとることができ、その配達ドライバーにも伝えてくれるとのことでした。
「私は、そんな素晴らしい配達ドライバーが社内にいることをTESCOにも知ってもらえてよかったと思います。
Facebookにたくさんのいいね!がついたことは、本当に驚きです。
みんな賞賛しているんです。
コメントを見たり、同じような立場の人たちが自分たちの経験を伝え合ったりしているのを見るのもうれしいです。
彼のちょっとした優しさが、たくさんの人にも響いたんです。」
トミーは今年、発達障害だと正式に診断されました。
今は3歳ですが、精神年齢は1歳半だといわれています。
「発達障害の子がいると、買い物することは簡単ではありません。
息子は長く座っていることができません。なので、連れていくことから難しいのです。
また、息子がパニックを起こすとたくさんの目が集まります。
今はもう慣れましたが。
多くの人に発達障害について知ってほしいと願っています。
完全に理解することはできないでしょうが、そうなれば助かります。
発達障害といっても、人それぞれです。
そして、それはその人の一部でしかありません。」
(出典・画像:英Mirror)
弱っているときは、ほんの小さな、簡単な優しさでも、すごく支えになります。
小さな、簡単なことであれば、すぐにいつでもできるはずです。
自分もいつもそうありたいと思っています。
パニックになった発達障害児と母のヒーロー
(チャーリー)