- 感情やストレスを管理する新しい技術があるのか?
- 子供や家族が持つ困難を少しでも和らげる方法はあるのか?
- 発達障害の人の内面を理解するためのツールはあるのか?
研究チームは、発達障害の人の生活を劇的に改善してくれると考える新しいバイオメトリクス技術製品をテストしています。
デイビッド・アダムソンは、17年間介護施設にいます。
初めて、バイオメトリクス技術を使うこのリストバンドを着けました。
このリストバンドのセンサーは、発達障害の人が今どのような感情をもっているのかを教えてくれます。
発達障害者を支援している団体のロビン・ブッシュは、激しく動くなどの行動はコミュニケーションの一つの方法であり、ストレスや不安を示すものだと説明します。
「基本的には、発達障害の人たちの多くは、感覚の問題から、いつも絶え間なく激しい刺激を受け続けています。
今いる環境が、発達障害の人にどの程度影響を与えているのかを理解することができれば、発達障害の人がかかえる困難を少なくする避けることができるようになります。」
デイビッドの両親は、息子が何かがおかしいと気づいたとき、その時代にはよくあった誤解、親の怠慢のせいだと言われたそうです。
今は、このリストバンドで息子の生活の質が向上することに期待をしています。
母親のキムはこう言います。
「時間はかかると思いますが、道は開けていくはずです。
明日すぐに良くなることはないでしょう。
しかし、1年立てば息子の幸せに役にたっているかもしれません。」
このような技術は、発達障害の人の介護を行っている人が、よりよく発達障害の人を理解できるようになる希望となるものです。
(出典・画像:欧州euronews)
うちの子はお話することができません。
親であっても、正直何を考えているのかわからないことがほとんどです。
こちらが寂しく思う以上に、うちの子が伝えたいことを受け取れないことを申し訳なく思います。
こうした、心の内面を教えてくれるデバイスは本当に助かるものとなります。
発達障害の人を助ける会話の空気を読むAI装置
(チャーリー)