- 発達障害の人が救急対応を学び慣れることができるのか?
- 発達障害の人と消防士たちが交流することで理解が深まるのか?
- 発達障害の人には、視覚的な方法で救急対応を学ぶことが有効なのか?
支援団体のヒルズ・アンド・デールズが消防署見学会を企画し、発達障害の方や発達障害の子が消防士たちとふれあいました。
ヒルズ・アンド・デールズでは、この見学会を通じて発達障害の人たちが救急対応を学び慣れること、そして救急隊員の人たちには発達障害の人たちを理解してもらいたいと考えました。
消防署では、消防士のアダム・フェインの説明をみんなで聞きました。
「私たちが発達障害の人たちと交流することで、発達障害の人たちも緊急事態で救助を受ける場合に備えることができます。」
アダムは救急対応について話すと、みんなに医療機器に触れてもらいました。
また、消防士たちの装備なども説明しました。
ヒルズ・アンド・デールズのディレクター、ローラ・キーナーはこのような機会は、みんなに役立つといいます。
「発達障害の人たちには、直接ふれて安全を感じることが機会を、
消防署の人たちには、発達障害の人たちについて知ったもらいたかったのです。」
キーナーは、発達障害の人には言葉だけでは足りないことが少なくないと言います。
そのために、見たり触ったりしながら説明を受けることが役に立つのです。
「緊急事態の状況では、知っている人慣れている人であれば発達障害の人も反応しやすくなります。
また、言葉だけでなく視覚にも頼る方法であれば、答えやすくなります。」
キーナーが、救急隊員が発達障害の人たちとのやりとりで、視覚的な方法を行えるようにするために、救急車に置くことができる発達障害者支援ツールキットを作ったのはこのためです。
ツールキットには、感覚にやさしいおもちゃの他に発達障害の人たちがそうでない人とどう違ったコミュニケーションをとるのかを説明するカードも入っています。
キーナーはこのツールキットは実際に役立つといいます。
「たくさんの言葉を理解することができないために、発達障害の人がパニックを起こしてしまうことを避けられます。
そうして、安全に対応をしてもらえるようになるはずです。」
消防士のアダムも役に立つと考えています。
「私たちにも本当にメリットがあります。
きちんと体の状態を把握できるようになって、助けられる機会が増えます。」
この見学会では、救急隊員をはじめとする消防署の人たち、発達障害のおとな、子どものみんながお互いに学び、楽しめる機会となりました。
救急隊員のアダムはこう言います。
「私たちは、とても多くの様々な状況への対応が求められます。
こうして、発達障害の人について理解できる機会は本当に素晴らしいです。」
(出典・画像:米kcrg)
消防車、消防士、警察官が好きな発達障害の方、子どもは多いです。かっこいいですからね。
こうして楽しめて、お互いに学べて、それが本当に役に立つというのは素晴らしい機会だと思います。
こうした機会がどんどん増えるといいですね。
イギリスの国中の消防署を訪れている少年
(チャーリー)