- ドリーウッドの落ち着ける部屋はどのような特徴があるのか?
- 落ち着ける部屋が発達障害や感覚機能障害をもつ子どもたちやその家族にどのような影響を与えるのか?
- ドリーウッド以外の施設や場所でも、同様の落ち着ける部屋が設けられているところはあるのか?
ドリーウッドは、米テネシー州にあるテーマパーク。
ドリーウッドは、発達障害や感覚機能障害がある子どもたちが、落ち着けて発作がおさまるまで休める、安全な部屋を設けた最初のテーマパークとなりました。
発作が出ても、落ち着いたら残りの時間いっぱい、子どもたちは家族といっしょに遊べます。
多くの自閉症の子どもたちがドリーウッドの案内センターに訪れることを知って、ドリーウッドのチームリーダーであるジュディ・トスが落ち着ける部屋を作ろうと思いたちました。
「発達障害や感覚機能障害がある子どもたちの親は救護所に行ったり、トイレに行ったりして、子どもたちを落ち着かせようとしていました。」
落ち着けるような、ちょうどいい場所が存在していないとトスは知りました。
「子どもが落ち着けるまで、親がトイレのそばで待って、みていないといけない状況を見過ごせませんでした。」
今回設けられた、この落ち着ける部屋には、子どもたちが落ち着きをなくしてしまっても、親や付き添いの人が一緒に入っていけます。
このような落ち着ける部屋ができて、発達障害をもつ子どもたちの多くがドリーウッドを楽しめるようになったはずだと彼女は感じています。
この落ち着ける部屋は、居心地のよいテントがあって、照明は穏やかな明るさになっています。
「ドリーウッドには、発達障害の子をもつ親は感謝をしています。」
ある親がドリーウッドのフェイスブックページにそう書き込んでいます。
「私の息子が初めてドリーウッドに行った時は落ち着かなくなってパニックになってしまいました。
もしも、そのときにその部屋があったなら、全然違ったと思います。」
トスが言います。
「子どもたちは、この部屋にはいるとすぐにテントに入ってひとりになります。
光ファイバーを光らせると、子どもたちは座ったり、寝転がったりして、じっとその光を見ています。
ドリーウッドはお役に立てることがあれば何でもする。この部屋はその考えに従った実践の一つです。」
落ち着ける部屋をテーマパーク内に設けた、ドリーウッドの取り組みは発達障害、感覚機能障害の子どもたちにとって記念すべき大きな一歩といえます。
こういった子どもたちが外にお出かけしやすくなるのは、親にとっての最重要課題を助けるものです。
ドリーウッドの創設者で、子どもたちの代弁者として有名なドリー・パトロンは、子どもはそれぞれひとりひとり違うことを知っています。
もっと助けが必要な、子どもたちがいることも。
ドリーは全ての子どもの親たちがドリーウッドに子どもを連れてきて、親子一緒に楽しめるようになることを願っています。
(出典・画像:米INQUISITR)
(画像はドリーウッドのWebサイトから)
たしかにこういった子どもたち「専用」の場所があると、行きやすくなるはず。
ねずみの国くらいになると、キャストの方々が親切に対応をしてくださりそうですが、夏休みとか特に賑わっている時期などは、やはりそういう場所が前もって確保されていたりすると、安心感がありますね。
こちらの美術館のプログラムでも落ち着ける部屋が設けられていました。
発達障害児と家族向けの美術館プログラム
(チャーリー)