- 理髪店での髪を切る体験が発達障害を持つ子供にとってどのような問題を引き起こすのか?
- 発達障害を持つ子供が安心して理髪店で髪を切ることができる環境を提供するにはどのような工夫が必要か?
- 発達障害を持つ子供を医院などに連れていく際の困難な点と、それに対する解決策は何か?
理髪店に行ってイスに座るとリラックスできる人も多くいますが、発達障害の人にとってはストレスの強い体験になることがあります。
「床屋のジム」と呼ばれているジェームズ・ウィリアムズは、発達障害のお客さんの多くがイスに座ると我慢していることに気づきました。
そこで、ジムは発達障害の子に優しい理髪店を始めました。
今回、ジェームズは発達障害の少年におもちゃのトラックで遊ばせたりしながら、頭をなでるようにして髪を切りました。
少し我慢をすることはありましたが、少年はけがをすることもなく、うまく髪を切ることができました。
毎週日曜日は、ジムは発達障害の子のための時間としています。
発達障害の子と親に必要な、そして安心できる時間にしているのです。
一人の子どもにつき1時間、理髪店は貸し切り状態です。子も親も自由に過ごせます。
2015年に、ジムが床に這いつくばって、小さな男の子の髪を切っているところを撮影した写真がネットで話題になりました。
それから、ジムは本格的に発達障害の子のためにとりくむようになったのです。
この写真に写っていた4歳のメイソンは、幼いときに理髪店で嫌な体験をして以来、理髪店に行けなくなってしまい、それまでずっと不揃いな髪型でした。
ジムは発達障害の子の髪を切るために英国各地に行きました。
そして、売上はそれぞれ地元の支援団体に寄付してきました。
発達障害の子の多くは感覚の問題をかかえていて、髪を触られたり、切られたりすることに困難を抱えているとジムは話します。
「多くの発達障害の子が感覚に問題をかかえています。
髪を切る場合には、髪に触れられること、ヘアクリップをつけるときの音も気になってしまいます。
髪の毛に触れるのも、手のひらに触るのと変わらないほど敏感なんです。
そして、発達障害の子はそれぞれが違います。
私が髪を切っている子、それぞれにあわせてやり方を考えて行っています。
もう数えられないほどです。
なので、まずiPadを渡して、店内で自由にしてもらいます。
そして、子どもの様子を見てから、考えて切り始めています。」
(出典・画像:英MailOnline)
発達障害のうちの子どもが外で髪を切ったのは3歳か4歳のときにした一度きりです。
じっとすることができないためにケガをする不安と店員さんを困らせてしまうこと、声を出したりするので他のお客さんやお店に迷惑がかかると思ったためです。
幸い、うちのかみさんが髪を切るのが上手なので、ずっとそれからはママ理髪店です。
発達障害の子を理髪店、それだけでなく、歯科、耳鼻科などの医院などに連れていくのが難しいと考える親は少なくないはずです。
発達障害の子を気兼ねなく連れていける近くのそういうところがすぐにわかるといいですよね。
お店紹介サービスやお店広告の会社さんと組めれば、作れると思うのですが。。
発達障害の人の歯科治療をもっと受けやすく
(チャーリー)