- 人ごみが嫌いな子どもが、どのような環境や瞬間で楽しんだのか?
- 音楽や特定の刺激に興味を示すことで、発達障害をもつ子どもがどのようにコミュニケーションをとるのか?
- 発達障害を持つ子どもとその家族が、他の人々にどんなメッセージを伝えたいと考えているのか?
人ごみが嫌いな発達障害の息子が楽しめた夢の瞬間を父親が語ります。
スティーブン・エバンスと5歳の息子のジェシーは、米ボストンのショッピングセンターで、ブラスバンドの演奏に出会いました。
いつもは、たくさんの人たちがいるところを嫌うジェシーが、音楽に夢中になって一緒になって鈴を振りました。
父親のスティーブンは、その心温まる瞬間を撮影して動画を公開すると、数千人の人が視聴しています。
ノイズキャンセリングのヘッドフォンを付けているジェシーは、コミュニケーションに困難をかかえていますが、歌を聞いて一緒に歌うことは大好きです。
「ブラスバンドの演奏だと気付いていませんでした。
気づくともうそばに私たちはいて、ジェシーが楽しんでいました。
魔法の時間でした。」
「ジェシーはコミュニケーションをすることが困難です。
うまく話すことはできませんが、数語だけ話すことができます。
そして、ヘッドフォンを通じて人の声を聞くことができます。」
「ジェシーは高速道路を車で走るのが大好きです。
その感覚が好きなようです。
そこで、車に乗せておもちゃ屋さんに行きました。
店から出ると、ブラスバンドの人たちがいて演奏をしていました。
すぐに喜んでしまいました。」
そう父親のスティーブンは言います。
公開した動画が、発達障害について多くの人に知ってもらう機会になればとも言います。
「発達障害について知ってもらうことは、うれしいことです。
私は、発達障害の子どもをかかえる親の多くも、他の親と同じように、ただ子どもを喜ばせたいと思っていることを知ってもらえればと思っています。」
ブラスバンドのメンバーはこう語っています。
「演奏していると、ジェシーという少年に出会いました。
ジェシーが振る鈴は最高でした!」
(出典・画像:英Manchester EVENING NEWS)(画像:Youtube)
にこにこして楽しんでいる子どもの姿を見ると、こちらもうれしくなります。癒やされます。
そんな楽しい経験が、またできるかもしれないので、どんどん外へ一緒にいきましょう。
音楽が生んだ発達障害の子とのうれしい機会
(チャーリー)