- 発達障害のある子供が走ることでどんなメリットがありますか?
- 発達障害のある子供と一緒に運動する方法はありますか?
- 発達障害の子供がマラソンに参加するためのサポート方法は?
27歳の双子のアレックス・シュナイダー、ジェイミー・シュナイダーは、24時間介護を必要とする重度の発達障害です。
しかし、道に出れば、頭を振り回しながらそうは思わせないような走りを見せます。
2016年の地元のカントリーマラソンでは、アレックスは2時間56分46秒で総合2位でした。
そのレースでは、ゴールするまでに3回も転倒して足をけがしながらもゴールをしたのです。
ジェイミーはアレックスと違って、速く走る気持ちはありません。
それよりも楽しむことが優先です。
休憩所では、ボランティアの人たちと握手をします。
道路沿いに立っている応援の人たちには手を振ります。
ジェイミーもアレックスと同じレースに参加し、全て完走しています。
アレックスも、ジェイミーも話すことはほとんどできません。
両親のアランとロビンは、二人の幸せにつながることを願って運動をすすめて、1998年からランニングをするようになりました。
そして、発達障害の人が経験豊かなランナーとペアになって走ることができるニューヨークのランニングクラブを見つけて、家族みんなで入会しています。
発達障害のジェイミーとアレックスにとってよかっただけではありませんでした。
父親のアランは、走ることで多発性硬化症の症状を和らげることができました。
母親のロビンは、乳がんの治療中であっても楽しむ機会を得ることができました。
アレックスとジェイミーは、食べ物や水分補給を行うのには手助けが必要です。
ジェイミーには父親のアランが付き添って走ります。
足の速いアレックスには、ランニングクラブのコーチが付き添います。
「息子たちの素晴らしいところはたくさんあります。
多くの人に説明をしたいという気持ちがありますが、
走っているところを見てもらえれば、そんな説明もいらないはずです。」
父親のアランはそう語ります。
ニューヨーク医科大学とアキレスインターナショナル社の研究では、運動することは発達障害の人たちに大きなメリットがあることを伝えています。
アレックスとジェイミーには、これからもたくさんのゴールと祝福がまっているはずです。
二人は困難を乗り越えて、どこまでも走り続けていきます。
(出典:米FANSIDED)(画像:米The Schneider Twins)
ずっとずっと、走り続けて頂きたいです。
私も少し走りますが、うちの子と一緒に走るのは横断歩道でのダッシュくらいです。
それでもうれしいものです。
発達障害の子と視覚障害の父が補い合い走る
(チャーリー)