- 発達障害をもつ子どもが将来に希望をもって頑張れる仕事や活動はありますか?
- 発達障害のある子どもが成功体験を通じて自己肯定感を高めることはできますか?
- 発達障害をもつ子どもの親として、どのように子どもの才能や興味を伸ばすことができますか?
米テキサス州が行っている博覧会には、多くの人を楽しませる数百もの展示物があります。
そのなかでとりわけ印象的なのは、編んで作られたブランケットです。
そのブランケットは、中学生のカーソン・スキッドモアが製作しました。
カーソンは発達障害です。
発達障害と診断をされて、母親のダスティには世界が終わったように感じたといいます。
「息子はもう楽しい人生を送ることができないと思いました。」
涙を流して語ります。
息子の将来はどうなってしまうのか、何も考えることができなくなってしまったそうです。
「それについて考え、答えるのは、難しいことでした。」
しかし、息子のカーソンが楽しい人生を送れることを教えてくれました。
「これは、1970年製のフォードマスタングです。」
好きな車を説明してくれました。
カーソンは、実際に車の中を点検したりします。将来はメカニックエンジニアになりたいと考えています。
そして、そのほかにもできることがあります。
学校の先生から教わると、カーソンは編み物に夢中になってしまいました。
クリスマスが近づくと、もうそれだけをしています。
学校で、自分の作品の販売も行っています。
「ずいぶん稼いでくれるんですよ。」
母親のダスティが言います。
そして、もっとすごいことは、テキサス州の展覧会にカーソンが作ったブランケットが展示されたことです。
障害のあるなしの区別なく、テキサス州中の子どもたちでのコンテンストの中で受賞したのです。
「有名人になった気がします!」
カーソンが大声で言います。
人生の中で、受賞できる機会はなかなかないことです。
今、母親のダスティは涙を流しながらこう語りました。
「今、息子は本当に私の誇りです。本当に。」
(出典・画像:米WFAA8)
大好きなものがあって、それで受賞したなんて本当に、家族全員うれしいはずです。
うちの子どもも学校での行事があるたびに、紙でできたメダルをもらってきますが、そんなものでも本当にうれしく思います。
捨てられません。
自閉症デザイナーが伝える真に取り組める力
(チャーリー)