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悲しんだ発達障害の少女を驚かせた超誕生会

time 2017/10/10

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

悲しんだ発達障害の少女を驚かせた超誕生会
  • 誕生日パーティーに誰も来てくれなかった経験が印象に残っているのか?
  • 新しい友だちが出来てうれしかったのか?
  • たくさんの人が誕生日を祝ってくれて、どんな気持ちになったのか?

誕生日パーティーにほとんど誰も来てくれずに悲しい経験をした発達障害の女の子が、今度は150人を超える人たちが来てくれて、本当にうれしい経験をしました。
オーストラリアのゴールドコーストに住む、8歳のミア・マッケイは、一ヶ月も前からマクドナルドで行う誕生会を楽しみにしていました。学校のクラスメイトのおよそ15人に招待状を出しました。
しかし、ほとんどの子は返事もくれませんでした。
来てくれたのは、たった二人の子だけでした。
「ミアは私の顔を見ました。みんなどこにいるの?って。」
そう、ミアの母親のサラは語りました。
「私は言ったんです。もうすぐくるよ。きっと道が混んでいるんだよ。
来てくれた二人のお友達と一緒になって、心配しながら待っていました。」

しかし、他には誰も来ませんでした。
たくさんのチーズバーガーがそのまま残ってしまいました。
母親のサラは、Facebookでゴールドコーストの人たちに向けて、娘の誕生日パーティに子どもたちがこなかったために、たくさん余ってしまったチーズバーガーを差し上げると書き込みました。
それから、母親のサラとミアは自宅に帰りました。
ミアは、招待した多くの子どもが、誕生日パーティーに来てくれなかったことにとてもがっかりしていました。
ミアは座って絵を描き始めました。
その絵のセリフには「えーん」と書かれていました。

その絵の裏には、
ミアと子どもたちのグループが離れ離れに描かれていました。
「ミアがこう状況を捉えていているのを知ると、私の心は折れました。
ミアは一人だけ違うこと、みんなと違うことが分かっていたのです。
ミアは2歳のときに発達障害と診断をされました。
明るくて楽しかった女の子が突然、話さなくなって奇声を上げるようになったんです。」
それからずっと、話す言葉は少ないものでした。
ミアの両親は早期の療育施設に通わせて、言語の訓練を行ってきました。
そして今は、1000の言葉を話せるようになりました。
しかし通常学校での生活では困難が続いています。
「娘のミアは感情を言葉で伝えることができません。
そのため、怒りをかかえてしまい、泣き叫び、パニックを起こしてしまうことがあります。
友だちと遊ぼうとしても、友だちが何を求めているのかも理解ができません。
ミアは歌と踊りが大好きです。
21歳の姉は、今、世界で一番面白い子どもと呼んでいます。」
そのため、ミアの誕生日会にたった二人しか来てくれなかったことに、ミアだけでなく家族もショックを受けていました。
しかし、サラがFacebookに余ってしまったチーズバーガーを差し上げると投稿してから数時間後、ミアと家族はもっとショックを受けることがありました。

とてもうれしいショックです。
たくさんの人たちが「お誕生日おめでとう!」と書き込んでくれました。
また、改めて誕生日パーティーをして、映画を見たり、浜辺で遊んだり、ミニゴルフをしようとお誘いもありました。
そして、それは実現されたのです。
「私たちは公園に行くと、もう、とてもうれしくなりました。
ある女性の方が2つの大きなお城の姿のバルーンのトランポリンをこの日のために設置してくれていました。
私たちが座るためのテーブルや椅子も置かれていて、
メークアップアーティストまで来ていました。
そして、二人のプロカメラマンが来ていて、無料で写真を撮ってくれました。
近くのお肉屋さんが、たくさんの肉や飲み物を差し入れしてくれました。
もう、本当に素晴らしい出来事でした。」

そう、母親のサラは語ります。
「娘のミアの誕生日パーティーがとても大きなものになりました。
みんなが、何かを持ち寄ってくれていました。
遠くに住むおじいさんたちも、わざわざ来てくれたそうです。
150人くらいの人たちがパーティーをしてくれたのです。
12歳くらいまでの子どもが60人は参加してくれていました。」
ミアは、女性の方から贈られたユニコーンのぬいぐるみに一日中乗っていました。
新しい友だちもできて、本当に喜んでいました。
お誕生日ケーキが出されなくても、この公園に来ている全ての人たちが、この誕生日パーティのために来ていることがミアにもわかりました。
「ミアはみんなの顔を見て、私に会ってくれてありがとう、最高の誕生日です。と言っていました。
涙を浮かべていました。
大丈夫?とたずねると、
私は本当に幸せ。これは幸せの涙。そう答えました。
この誕生日パーティーが、本当に自分の誕生日パーティであることに心から感激していました。
そして、ここにいるみんなと友だちになりたいと願っていました。」

この誕生日パーティに、姉のアシュリーは泣きました。
「妹が人生で最高の一日を過ごしています。
新しい人に会い、友だちが出来て、みんなが妹に素晴らしく接してくれていました。」
母親のサラは、身体障害がある大人や子どもも来てくれ、ミアを応援していると言ってくれたことに特に心を動かされたと言います。
「違うことなんて、関係ないのです。
誰もノーマルでありません。ノーマルなんてないのです。
私たちは、みんな一人ひとり違うんです。
でも同じ人間なんです。
愛を持っていて、お互いに親切にすることができるんです。
私たちは、本当にそれを経験しました。」
娘のミアは、みんなに会って応援してもらったことに感謝をしています。
そして、周りに対してしっかりとした考えを持て、元気になったと母親のサラは言います。
「余ったハンバーガーを差し上げたい。ただ、そう書いた投稿から、
こんな大きな誕生日パーティーまでしてもらって、たくさんの人たちから愛と優しさを頂きました。
世の中、何が起きるかわかりません。
見知らぬ人たちが、こんなにも優しかったことをみんなに知って欲しいです。
私たちは、お互いを尊重しあえれば、世界はもっと良くなると思います。」
(出典・画像:英MailOnline

なんていい話でしょう。
そして、最初の誕生日パーティーに来てくれた二人の友だちは、本当に友だちだと思います。
そのお二人も大事にして、仲良く、尊重しあい続けてほしいと願います。
孤独だった発達障害の子に世界中からの祝福が

(チャーリー)


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