- パニック時に周囲の理解や助けがあると、子どもの安心につながるのか?
- 発達障害の人が外出時に困ってしまったとき、周囲がどのようなサポートをすべきか?
- 他者の優しさや理解が、日常の困難を軽減してくれるのか?
シングルマザーのゲイナ・ピーリングと電車に乗っているときに、発達障害の息子、ジャックはパニックを起こしました。
ある男性が助けてくれました。
彼は近づいてきて、ジャックと会話をしはじめました。
姉のエイミーとも遊んで、ジャックがまわりの感覚から気をそらせるようにしてくれました。
彼の優しさと理解が助けてくれたのです。
「この人は私たちのヒーローでした。」
そうゲイナーは撮った写真とあわせて、Facebookに投稿しました。
何百人もの人から反応がありました。
「私の息子はADHDで自閉症です。
息子がパニックになってしまったとき、ダンという見知らぬ男性が私の子どもたちに話しかけてくれました。
息子を落ち着かせてくれて、無事に電車に乗り続けることができました。
この男性には感謝しきれません。」
ダンもこの投稿を見ました。
自分が行ったことへの反響を知りました。
そして、英国自閉症協会への寄付活動を始めました。
「Facebookの投稿を見て、発達障害の人がどれだけ多くいるのかを知りました。」
そう寄付を募るWebにダンは書いています。
「すでにたくさんの人が私の投稿と写真を共有してくれています。
それだけでもすごく価値があると思っています。
そして、少しでもみんなが変わってくれれば、なおさらです。
彼はすでに寄付活動をしたようなものです。
ダンがそうしてくれていなかったら、電車での旅は悪夢になったと思います。
子どもがパニックを起こすと本当につらいものです。」
ジャックの母親のゲイナはそう語ります。
ダンは行動を、その時に行動を起こしてくれました。
私は、まわりにいた人たちに謝りながら伝えました。
「この子はADHDで自閉症なんです。どうか見過ごしてください。」
まわりの人たちは私たちを見ていました。
「ジャックは私たちを打つようになってしまいました。
するとダンが隣に座って、ホットチョコレートをジャックにすすめてくれました。
その後、1時間くらいジャックと一緒に絵を描いたりしてくれていました。
本当に楽しい時間を過ごすことができて、おいしい飲み物もいただきました。」
ダンの親切な行動は、寄付活動を始めただけでは終わりません。
ダンはさらに新しいキャンペーンも始めています。
困っている方がいたら、喜んで助けることを示すバッジを作りました。
ネットを通じて、提供していく予定です。
「素敵な人たちが、ますます増えていきます。
私は人を助けるということは、奇跡的なことではないと思います。
私もヒーローなんかではありません。当然のことをしたんです。」
そう、ダンは伝えています。
(出典・画像:英METRO)
ダン、かっこいいですね。
当然のことと言ってくださっていますが、親切にされたら常に感謝を忘れることはありません。
助け、助けられたら、本当にいいですよね。
音楽が生んだ発達障害の子とのうれしい機会
(チャーリー)