- 発達障害を持つ子どもがアーティストや教師として活躍することは可能ですか?
- 絵を描くことで発達障害の子どもの運動機能や表現力は向上しますか?
- 特別支援が必要な子どもたちに対して、どのような教育プログラムがありますか?
一枚の絵は1000の言葉に匹敵する。
こんなことを聞いたことがあるはずです。
17歳のリケイ・ケリーにとって、それは本当のことです。
「絵を描くのが大好きです。
絵を描くのは私の運命なんです。
私の夢は、有名な画家になることです。家族のために。」
リケイは発達障害です。
絵を描く事で、自分を伝えることができるようになりました。
そして、同じようにできるように他の人たちにも教えたいといいます。
「ずっとそう思ってきました。」
オーサム・アーツは、発達障害や特別支援が必要な子どもや青少年のために、10週間に渡って行われる週に一度の無料のプログラムです。
リケイは母親のミシェルの助けを借りながら、そこで教えています。
オーサム・アーツはリケイの祖母たちによって始められました。
「アートは孫に生きるための能力と責任感を与えてくれました。
リケイには障害があります。そう言われてきました。
しかし、障害ではありません。それは能力なんです。」
そう祖母のマーガレットが言います。
リケイは8歳から12歳の子どもたちに絵の描き方を教えます。
それは、子どもたちの運動機能の改善にもつながります。
リケイの母親のミシェルはこう言います。
「これは、素晴らしいことです。
息子のリケイは、誰でもみんなが出来るということを、言葉にして伝えることができません。
しかし、それを伝える才能を持っていたんです。」
(出典・画像:カナダGlobal NEWS)
絵が大好き。でもうまく話すことができない。
だからこそ、絵を描くことの楽しさ、発達障害の子どもがかかえる困難を知っての先生になるので、教えてもらうほうも、先生となっている彼も楽しく、多く学べると思います。
発達障害の方を先生にした、こういう取り組み、どんどん増えるといいですね。
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(チャーリー)